【安田記念. 2020】
【出走予定/注目馬】
【追い切り後/調教師コメント】


【3回東京.2日目】
【2020年/6月7日(日曜日)】
【第70回.安田記念/ G1】
【3歳上/定量/芝1600m】


『安田記念. 2020』の『1週前/追い切り後/調教師コメント』をまとめています。


『安田記念・G1』とは、東京競馬場で行われる上半期の『マイル王決定戦』です。年間4競走しかない、定量58kgのレースですね。




【東スポweb】【www.tokyo-sports.co.jp】
【日刊スポーツ】【www.nikkansports.com】
【スポーツ報知】【www.hochi.co.jp】
【スポニチアネックス】【m.sponichi.co.jp】
【サンスポ.COM】【sanspo.com 】


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【更新情報】
水曜日・木曜日に行われる注目馬の『最終/追い切り後/調教師コメント』も、今後掲載していきます。
(情報量が多く、形容詞の少ない記事を優先)


《1週前.追い切り》
◆アドマイヤマーズ
◆インディチャンプ
◆クルーガー
◆ケイアイノーテック
◆ダノンスマッシュ
◆ダノンプレミアム
◆ペルシアンナイト
◆ミスターメロディ

◆アーモンドアイ
◆グランアレグリア
◆ダノンキングリー
◆ノームコア

《2日(火)朝の表情》
◆ケイアイノーテック
◆ペルシアンナイト

◆アーモンドアイ
◆グランアレグリア
◆ダノンキングリー

《3日(水)最終追い切り》
◆アドマイヤマーズ
◆インディチャンプ
◆クルーガー
◆ケイアイノーテック
◆ダノンスマッシュ
◆ダノンプレミアム
◆ペルシアンナイト
◆ミスターメロディ

◆アーモンドアイ
◆グランアレグリア
◆セイウンコウセイ
◆ダノンキングリー
◆ノームコア

《4日(木)朝の表情》
◆アドマイヤマーズ
◆インディチャンプ
◆クルーガー

◆アーモンドアイ
◆グランアレグリア
◆セイウンコウセイ
◆ダノンキングリー
◆ノームコア



《関西馬・栗東》


◆アドマイヤマーズ
【牡4/友道厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
アドマイヤマーズの1週前追い切りは、川田を背にウッド6ハロン78・4―37・4―12・1秒。一杯に追われて古馬オープンに3馬身先着。テンから飛ばしたためラストはそれほど伸びなかったが、迫力あふれる動き。これで良くなりそう。

【大江助手】
「ドバイが開催中止。結果的に休みが長くなったので、今回は通常よりも早めにピッチを上げて調整してきました。1週前追い切りの動きはしっかりしていたし、競馬に向かうモチベーションにもなっています」



《3日(水)最終追い切り:栗東》【東スポ】
★評価A★アドマイヤマーズは休み明けを意識して、いつもより早く2週前からメンコを外して攻めの調整を敢行。本番に向けてしっかり気持ちを高めながら、態勢を整えてきた。 この日はウッドで単走追い。リズム良く直線を向くと、残り1ハロンで闘魂を注入。即座に反応すると、この馬らしいパワフルな脚さばきで6ハロン80・2―36・5―12・0秒の猛時計をマークした。4つ目のGIタイトル獲得へ仕上がりは万全だ。

【初コンビを組む川田騎手】
「先週、先々週と稽古に乗って、厩舎サイドからは馬の特徴をつかんでほしいと。これだけ素晴らしいメンバーのGIなのでファンの方も楽しみにしてくれていると思いますし、この馬もいい状態でここまできています。強いメンバーを相手にいい結果を残したいですね」



《4日(木)朝の表情:栗東》【東スポ】
ウッドでの最終追い切りから一夜明け、軽めの運動メニューをこなしたアドマイヤマーズ。香港マイル制覇以来の実戦になるが、馬体がひと回り大きくなり、たくましさを増した印象だ。

【友道調教師】
「馬場だとズブいけど、坂路では自分からグイグイとハミを取る。ジョッキー(川田)にはその感触をつかんでもらっているし、長くいい脚を使えるところと、勝負根性をうまく生かしてほしい」



◆インディチャンプ
【牡5/音無厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
インディチャンプの1週前追い切りは、坂路で古馬オープンに堂々の先着。4ハロン51・7―37・9―13・0秒(一杯)と時計も文句なしに速く1週前としては上々の気配。至って順調。

【音無調教師】
「前半の遅いペースにも対応できた前走(マイラーズC=1着)は、結果だけでなく内容も良かった。中間も放牧を挟んでの調整だが、1週前の稽古は動けていた。最終追い切りも併せ馬でしっかりと負荷をかけるつもり。あとはレースで力を出し切れれば」



《3日(水)最終追い切り:栗東》【東スポ】
★評価A★インディチャンプは、史上3頭目の安田記念連覇がかかる昨年の最優秀短距離馬。前走は香港遠征の白紙を受けてマイラーズCへの出走となったが、危なげなく2馬身突き抜けて盤石の再始動を決めた。 この日は坂路で、同厩アメリカズカップ(鳴尾記念出走予定)と併せ馬。ラスト一杯に追われると瞬時に加速して、ド派手に3馬身突き抜けた(4ハロン51・6―12・7秒)。

【ダービーに続いてGI連勝を狙う福永騎手】
「中間の稽古には乗っていないが、厩舎からは“いい状態”と聞いている。仕上がりは心配していない。スタートが良くなったことで瞬発力を好位からでも生かせるようになってきた。マイルではこの馬がチャンピオンという自負を持って臨みたい」



《4日(木)朝の表情:栗東》【東スポ】
安田記念&マイルCSと春秋マイルGI完全制覇で、昨年のJRA賞「最優秀短距離馬」に輝いたインディチャンプ。3日の最終追い切りでは、アメリカズカップ(古馬オープン)を一瞬でかわすと、そのまま突き放す絶好の動きを披露した。 一夜明けたこの日は、厩舎周りで引き運動を入念に。体高以上に大きく見せる筋骨隆々の馬体は、昨年以上の状態を物語るものだ。陣営は控えめなコメントながら、仕上がりには自信を見せた。

【音無調教師】
「相手が強いことを意識して仕上げてきた。ウチのはGIを2勝しているが、相手(アーモンドアイ)は7勝。胸を借りるつもりで頑張りたい」



◆クルーガー
【牡8/高野厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
クルーガーの1週前追い切りは、坂路で強めに追われて4ハロン53・9―38・8―12・2秒とシャープな伸び脚。併せ馬でも先着し、状態は高いレベルでキープ。

【高野調教師】
「前走(ダービー卿CT=1着)は言うことのない競馬。以前と違っていい位置を取れるように競馬が上手になっている。中間はここを目標に仕上がりはいい。さすがに相手は強くなるけど、ひと雨あって時計がかかって力勝負になるようなら」



《3日(水)最終追い切り:栗東》【スポニチ】
8歳馬クルーガーは、堂々としたもの。坂路の最終追いは単走で4F52秒6~1F12秒0をマーク。国内G1は約2年半ぶりになるが、海外遠征も含めた豊富なキャリアで若い馬に挑む。

【高野調教師】
「先週は動く馬を追いかけて負荷をかけた。今週は単走だが、視界に入るポジションに馬を置いて気を抜かせないように」と最終仕上げの意図を説明した。「以前は使って使って良くなる馬だったがもうベテラン。疲れを残さないフレッシュな状態で出したい」



《4日(木)朝の表情:栗東》【東スポ】
ダービー卿CT勝ちからの臨戦となるクルーガーは、厩舎周辺で運動を行った。陣営は色気を見せた。

【高野調教師】
「(3日の)最終追い切りはフィアーノロマーノ(古馬オープン)を見る形で運んで、単走にとどめたけど、乗り手は“すごく反応が良かった”と言ってくれたように状態は申し分ない。以前と違ってスタートが安定して、前々で競馬ができるようになっている。有力馬が後ろでけん制し合うような展開になれば」



◆ケイアイノーテック
【牡5/平田厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
ケイアイノーテックの1週前追い切りは、坂路を馬なりで4ハロン56・4―40・7―12・8秒。単走で軽めだが、間隔を考えれば十分。あとひと追いで態勢は整う。

【平田調教師】
「前走(京王杯SC=6着)は直線で挟まれたり前をカットされて…。決してスムーズなレースではなかった。悔しい思いはあるが、チークピーシーズを着けたことで序盤も進んで行けたのは収穫。東京のマイルは適条件だし、この相手でもいいところはあるはずです」



《2日(火)朝の表情:栗東》【東スポ】
ケイアイノーテックは坂路で15―15ペースのキャンターを消化した。

【平田調教師】
「以前はハミを取ったり取らなかったりするところがあったが、前走(京王杯SC=6着)はチークの効果でそれがマシになっていた。スタートから行かせると最後に甘くなるので、ハミを取るのを待って、ジワッと行く形が合っている。NHKマイルCみたいな競馬が一番いいんじゃないかな」



《3日(水)最終追い切り:栗東》【東スポ】
★評価A★ケイアイノーテックは、藤懸(レースは津村)を背に坂路で単走。テンからじっくり運び、ラスト1ハロンは仕掛けられた程度だったが、11・8秒とGI馬らしい伸びを見せた(4ハロン52・6秒)。

【平田調教師】
「思ったより時計は速くなったけど、今日は全体的に時計が出ている馬場だからね。稽古の良さがなかなか実戦に結びつかなかったが、ようやくかみ合ってきたと思う」



◆ダノンスマッシュ
【牡5/安田隆厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
ダノンスマッシュの1週前追い切りは、坂路で単走。馬なりで4ハロン53・9―39・4―12・3秒と上々の伸び。道中もブレなくスムーズだし、馬体の張りも良化。使われながら上昇気配。

【安田隆調教師】
「前走(京王杯SC=1着)ではいい競馬をしてくれました。レース後も元気が良く、状態がいいのでGIに挑戦することになりました。距離が1ハロン延びてどうかですね」



《3日(水)最終追い切り:栗東》【東スポ】
★評価A★ダノンスマッシュは、坂路での単走追い。中2週で再度の東京輸送を控えるためセーブ気味の内容ながら、ラスト1ハロンは12・5秒とさすがの切れ味(4ハロン52・5秒)。余力十分に好時計を叩き出し、目下の充実ぶりを印象づけた。陣営は距離克服にも自信をのぞかせた。

【岩本助手】
「前走(京王杯SC=1着)はジョッキーがうまく乗ってくれました。使ったことで体の張りが良くなっていますし、体の使い方が良くなり、ストライドも大きくなっています。フットワークからマイルでもと期待しています」



◆ダノンプレミアム
【牡5/中内田厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
ダノンプレミアムの1週前追い切りは、ウッド単走で6ハロン81・3―36・9―11・6秒。直線で仕掛けられるとグッとひと伸びした。遠征帰りだが、この1本で良くなってきそうだ。

【猿橋助手】
「豪遠征から無事に帰国。検疫を済ませてから牧場経由でトレセンへ。具合が良く期待していた前走は(クイーンエリザベスS=3着)不良馬場で走りづらそうでした。レースまでに変わりない状態に仕上がると思います」



《3日(水)最終追い切り:栗東》【東スポ】
★評価A★ダノンプレミアムは、坂路で単走。鞍上のゴーサインに応えてラスト1ハロン12・3秒と軽快なフットワークを披露した。海外遠征帰りでも態勢に不安はない(4ハロン52・5秒)。

【猿橋助手】
「前走(クイーンエリザベスS=3着)はかなりの不良馬場で走りづらそうにしていた。その前回も具合は良かったし、変わりない状態に仕上がってくると思う」



◆ペルシアンナイト
【牡6/池江厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
ペルシアンナイトの1週前追い切りは、ウッド6ハロン81・7―37・1―11・6秒。直線はスムーズに加速して古馬3勝クラスと併入。大きな上積みこそないが、活気もあり順調そのもの。

【兼武助手】
「1週前は元気のいい動きを見せてくれた。だいぶピリッとしてきましたね。(ドバイ開催中止などで)間隔は空いたけど、順調にやれているし、今週で整うはず。昨年(10着)の雪辱を期待したいですね」



《2日(火)朝の表情:栗東》【東スポ】
ペルシアンナイトは予定していたドバイ国際競走(ドバイターフ)が中止になり、その仕上がりが注目される。

【斎藤助手】
「馬体もいいし、元気があって、具合は良さそうだよ。(東京の高速馬場について)この馬はマイルからもう少し長めの距離がテリトリー。あまり時計が速くなるとどうか」



《3日(水)最終追い切り:栗東》【東スポ】
★評価B★ペルシアンナイトは、ウッドで3頭併せ。馬なりながら抜群の手応えで併走馬2頭の間を突き、最先着した(5ハロン67・0―38・8―11・8秒)。

【池江調教師】
「近走の敗因は馬場、コーナー4つの競馬場とハッキリしている。復活の余地は十分にある」



◆ミスターメロディ
【牡5/藤原英厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
ミスターメロディの1週前追い切りは、ウッドで50・8―36・6―12・1秒と先週同様に4ハロンからの追い切り。それでも動きは実にパワフル。直前の1本で十分に整いそうだ。

【田代助手】
「手前の変換など左回りのほうが走りやすい。(久々の千六にも)NHKマイルCでも惜しい競馬(0秒2差4着)をしているからね。以前に比べて折り合いは良くなり成長している。心配はしていない」



《3日(水)最終追い切り:栗東》【東スポ】
★評価A★ミスターメロディは、北村友を背にウッドで単走。4ハロンを馬なりで運び、52・4―35・6―11・8秒と軽快な走りを見せた。

【大當助手】
「ドバイから帰国後も順調で、遠征のダメージは感じない。千二で使ってきた分、折り合いがどうかだが、左回りのワンターンというのはいい条件」









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《関東馬・美浦》


◆アーモンドアイ
【牝5/国枝厩舎】


《1週前.追い切り・美浦》【東スポ】
アーモンドアイの1週前追い切りは、レース間隔が詰まっているため南ウッド5ハロンから単走。サッと流して73・0―42・4―14・3秒。タイトな日程でも元気があり余っている。気配落ちはみじんも感じられない。

【国枝調教師】
「ヴィクトリアマイルは楽に走れたこともあり、中2週でも疲れはなく調整は順調。昨年は不利もあり3着に終わったが、スムーズな競馬ができれば当然、チャンスでしょう」



《2日(火)朝の表情:美浦》【東スポ】
ヴィクトリアマイル圧勝から中2週の臨戦になるアーモンドアイは、南の角馬場で入念に体をほぐした後、ダート(Aコース)を軽めのキャンターで1周半。終始、落ち着き払っており、前走の疲れは感じられない。史上初の芝GI・8勝目へ向けて盤石の態勢をアピールした。

【国枝調教師】
「穏やかなのがいいね。前走はマイルだったこと、スタートの出が良かったこと、そして無観客ということもあって、ダメージはいつもより少なかった。気になるところは何もないよ。明日(3日)はルメ(ール)さんに乗ってもらって、サラッと追い切るつもり」



《3日(水)最終追い切り:美浦》【東スポ】
★評価A★史上初の芝GI・8勝目に挑むアーモンドアイは、主戦ルメールを背にサトノラディウス(古馬3勝C)を伴い、角馬場からハロー掛け直後の南ウッドへ。その姿に変な気負いや高ぶりは一切なし。成熟した大人の走りを示すように、僚馬の1馬身後方から淡々と追撃を開始した。 それでも『3、4コーナーではパワーをキープしていた』と鞍上が伝える通り、内に潜り込んだ直線は“らしさ”が満載。ラスト1ハロンで手前を替えるや、スッと1馬身前に出る非凡な瞬発力を披露。馬なりのまま楽々と先着し、万全の態勢を約束した(5ハロン66・1―37・5―12・1秒)。

【ルメール騎手】
「フットワークとか、息とか全部良かったです。心身ともに充実してますね」

【国枝調教師】
「もともと調教は動くし、今日はリードホースに合わせて、それが動かなければサーッと行っていいと指示した。理想的な追い切りができました。落ち着いて無駄なことをしなくなったし、レースもエキサイトせず楽な勝ち方だった分、疲れはなかった。懸念材料はまったくないですね」



《4日(木)朝の表情:美浦》【東スポ】
史上初の芝8冠へ挑むアーモンドアイは、厩舎周りの運動を行った。ヴィクトリアマイル圧勝時よりメリハリを増したボディーは、確かな上積みを約束するものだ。 国枝調教師『(3日に)追い切った後も食いは落ちていないし、気持ちも高ぶっていない。無事是名馬。至って順調だし、心身ともに何の問題もないよ』。昨年の安田記念はスタートで安めを売った後に、前に入られ、横からブロックされるチグハグな競馬で3着。それだけにリベンジに向けての今後のメニューも以下のように明かした。

【国枝調教師】
「明日(5日)は南Aコース(ダート)で乗ってから、後ろ出しでゲート確認をする予定。これまで通り、前日(6日)に競馬場に入ります」



◆グランアレグリア
【牝4/藤沢和厩舎】


《1週前.追い切り・美浦》【東スポ】
グランアレグリアの1週前追い切りは、南ウッド6ハロンから意欲的に追走内で82・5―37・1―11・7秒。古馬オープンと併入した。きっちりとした馬体で落ち着きも十分。仕上げは良好。

【津曲助手】
「前走(高松宮記念=2着)は前残りの流れの中、千二にもしっかり対応し、外からよく伸びてきました。着差を考えれば十分に評価していい。体調不良で予定していたヴィクトリアマイルを見合わせたが、帰厩後は順調で1週前の動きもこの馬本来のもの。舞台は合うので期待している」



《2日(火)朝の表情:美浦》【東スポ】
グランアレグリアは坂路を軽く1本(4ハロン59・0―14・7秒)。全休明けながら、落ち着いた様子で駆け上がった。

【藤沢和調教師】
「前走(高松宮記念=2着)は初めての千二だったけど、最後はいい脚だったね。体重も増えて、いい体つきになってきた。使った後も順調だし、桜花賞馬なんだから、マイルの距離も問題ない。強い馬もいるけど、楽しみにしている」



《3日(水)最終追い切り:美浦》【東スポ】
★評価A★グランアレグリアは、南ウッドで杉原(レースは池添)を背に6ハロンからレイエンダ(古馬オープン)と併せ馬。6馬身ほど後方から素軽いフットワークで進み、内に併せた直線は馬なりのまま軽快に併入した(80・0―37・1―13・2秒)。

【藤沢和調教師】
「今週はウッドでやりましたが、いい状態です。高松宮記念(2着)は初の千二で戸惑っていたし、牡馬相手によく頑張りました。今回も強い馬はいますが、東京は広くて力を出せる競馬場だし、走り慣れたマイル。位置取りはスタート次第でジョッキーが判断してくれるでしょう」



《4日(木)朝の表情:美浦》【東スポ】
グランアレグリアは、坂路下の角馬場でダクとハッキングの微調整を行った。最終追い切り翌日でも落ち着きがあり、高松宮記念(2着)以来でもムードは上々だ。

【藤沢和調教師】
「ひと月前に入厩してからは順調です。調教で動く馬だから、オーバーワークにならないように注意しました。(池添は)前走でも乗ってもらっているし、1600メートルで上手に乗ってもらえたら」



◆ダノンキングリー
【牡4/萩原厩舎】


《1週前.追い切り・美浦》【東スポ】
ダノンキングリーの1週前追い切りは、南ウッド5ハロンから追走内で67・4―38・6―12・1秒。一旦は前に出ながら差し返され気味の併入決着。追われてからの伸びに不満が残る。このひと追いでどう変わるか。

【萩原調教師】
「1週前追い切りはいい動きでしたし、中間も順調で特に変わったところはありません。前走(大阪杯=3着)でもいい競馬はしている。東京のマイルは悪くない条件だと思うので頑張ってほしい」



《2日(火)朝の表情:美浦》【東スポ】
現役トップクラスの能力を有しながらも、まだGIタイトルには手が届いていないダノンキングリー。右肘骨折による長期離脱から復帰した主戦・戸崎圭とのタッグ復活で悲願のタイトル奪取を狙う。

【萩原調教師】
「中間も順調にきています。1週前追い切りもいい動きでした。前走(大阪杯=3着)もいい競馬はしていましたし、東京マイルは悪くない条件だと思うので頑張ってほしい」



《3日(水)最終追い切り:美浦》【東スポ】
★評価A★ダノンキングリーは、1番人気に推された前走の大阪杯で3着に敗戦。昨年のマイルCSと合わせて関西圏の競馬場ではまだ結果が出ていないが、今回は4戦3勝、2着1回とほぼパーフェクトな成績を残している東京競馬場が舞台だ。コンビ成績〈4・1・1・0〉と相性抜群の戸崎圭との再タッグで、待望の初GIタイトルを狙う。 この日はその戸崎圭を背に、南ウッドでノームコアを3馬身追走。手応え十分に内から差を詰めると、4角手前では早くもかわして前へ。直線では追いすがる僚馬を尻目に楽々と2馬身先着した(6ハロン81・2―37・7―12・1秒)。

【萩原調教師】
「中間も順調で特に変わったところはありません。前走もいい競馬はしていますし、東京のマイル戦は悪くない条件だと思うので頑張ってほしいですね」



《4日(木)朝の表情:美浦》【東スポ】
大阪杯3着以来となるダノンキングリーは、厩舎周りの運動でじっくりと汗を流した。放牧から帰厩後はひと追いごとに動きが良化し、馬体の張りや毛ヅヤとも日に日にアップしている印象だ。陣営も好感触を口にした。

【萩原調教師】
「前走は馬も一生懸命走ってくれて、内容的にはいい競馬だった。間隔はあったので、順調にきたと思います。(3日の)追い切りの反応も良かった」



◆セイウンコウセイ
【牡7/上原厩舎】


《3日(水)最終追い切り:美浦》【東スポ】
★評価B★セイウンコウセイは、南ウッドで単走。前半から抜群の行きっぷりで、最後まで余裕の手応えで好時計をマークした。引き続き絶好の気配だ(5ハロン67・9―39・0―12・2秒)。

【上原調教師】
「ラストの伸びが良かったように引き続きデキはいい。1ハロンの延長も大丈夫。相手は強いが頑張ってほしい」



《4日(木)朝の表情:美浦》【東スポ】
2歳時以来のマイル戦に挑むセイウンコウセイは、北の角馬場で軽めの調整。歴戦の古馬らしい、堂々とした振る舞いで軽く汗を流した。

【上原調教師】
「間隔が詰まっているのと距離延長を踏まえて最終追い切り(3日)はしまい重点に。反応良く好調をキープしている。京王杯SC(5着)は早めに来られても踏ん張れたし、前が流れる展開は合いそう。あとはこのメンバーに入ってどこまでやれるかだね」



◆ノームコア
【牝5/萩原厩舎】


《1週前.追い切り・美浦》【東スポ】
ノームコアの1週前追い切りは、南ウッド単走で4ハロン54・0―39・3―12・0秒を馬なりでマーク。ラストはシャープな伸び脚でこの馬本来の沈み込むフットワーク。前走(ヴィクトリアマイル=3着)の疲れはない。

【萩原調教師】
「前走のダメージはなく、中間は変わりなく調整ができています。前走はいいレースができた。間隔が詰まる点は大丈夫だと思う。あとは相手関係がどうかでしょう」



《3日(水)最終追い切り:美浦》【東スポ】
★評価A★ノームコアは、南ウッド5ハロンからダノンキングリーに3馬身先行する形でスタート。直線で内から迫るダノンと馬体を併せる。軽く仕掛けられるとやや頭の高いしぐさを見せ、2馬身遅れてゴール。それでも走り自体に活気があり、好状態をがっちりとキープしている(65・2―37・6―12・1秒)。

【萩原調教師】
「前走(ヴィクトリアマイル=3着)後のダメージもなく、中間も変わりなく順調に調整ができています。前回はいいレースができたと思うので、あとは相手関係がどうかですね」



《4日(木)朝の表情:美浦》【東スポ】
3着だったヴィクトリアマイルから、中2週のローテとなるノームコア。この日は最終追い切り翌日とあって、厩舎周りの運動という軽めのメニューながら、馬体の張りは良く、疲れはみじんも感じられない。

【萩原調教師】
「中2週は懸念材料だったが、こちらが思っていた以上に馬の回復が早く、ある程度しっかりと追い切りも消化できました。疲れに関してはそれほど感じる材料はないかなと思っています」