【日本ダービー(東京優駿). 2020/結果】


『競馬の祭典』。『第87回. 日本ダービー(東京優駿)・G1』 が、2020年.5月31日(日曜日)に、東京競馬場.芝2400m.で行われました。


1着馬は、1番人気コントレイル(福永祐一騎手)。15年ぶり無敗での二冠を達成しました。2着馬は3馬身差で、2番人気サリオス。3着馬はさらに1馬身3/4差で、10番人気ヴェルトライゼンデが入りました。


【勝ちタイム】2分24秒1(良)


☆コントレイル【3歳・牡馬】

【厩舎】栗東・矢作芳人厩舎
【父】ディープインパクト
【母】ロードクロサイト
【母父】(Unbridled's Song)
【通算成績】5戦5勝





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【日本ダービー(東京優駿). 2020】
【レース.後】
【騎手・調教師・コメント】



1着.コントレイル(福永祐一騎手)


「素直に嬉しいです。コントレイルが非常に良い走りを見せてくれたのが何よりです。思ったよりペースが流れませんでしたし、横山典弘騎手(マイラプソディ)があのように動くと思っていたので、やはり来たかという形で冷静に受け止められましたし、2番手の後ろまで進路をスムーズに取れました。ここが大きかったです。直線ではやはり遊ぶところがあり、追い出しを待ったのですが、それでも抜け出してから、緩められなかったのはまだまだ集中し切れていないからです。そこはこれから改善していってほしい面ではありますが、遊びながらこうして日本ダービーを勝つのですから、相当優秀な馬だと思います。無敗馬で挑むダービーは自分自身初めての経験でしたが、スタンドにお客さんはいなくても、たくさんの方が画面越しにレースを見てくださっていると思って騎乗しました。今日勝てたことでスターホースの仲間入りを果たしたと思いますが、こういった馬がファンが競馬を楽しむ大きな存在になればと思いますし、その馬に騎乗していたことを今日は誇りに思います」

【矢作芳人調教師】
「とにかく疲れました。ダービーで、1倍台の1番人気になる経験は初めてでしたし、プレッシャーは相当なものでした。ですが、今日パドックを周回する姿を見て、究極に仕上がっていると思いましたし、精神面も落ち着きがあって良かったです。レースについては、騎手に任せていました。道中良い感じだと見ていましたが、それにしても強かったですね。直線抜け出した後、外からサリオスも来て、接戦になるかと思いましたが、突き放して、本当に強かったと思います。現状、課題は見つかりません。注文をつけるところがありません。レース後、前田代表から、秋は国内専念、三冠を狙うと言われました。距離については、一戦毎に、自信を深めていますし、今日の勝ち方を見ていても、同世代同士、大丈夫だと思います。(今度は無敗の三冠に期待が懸かるので)また疲れますね。秋、この馬を皆様にお見せできればと思います」

【ノースヒルズ代表・前田幸治氏】
「コメントの冒頭に申し上げたいことは、コントレイルが新型コロナウイルスで無観客となった年のダービー馬となった事実に大変、感動しております。様々な人が苦しんだ中にあって勇気や元気を与えることができて、オーナーブリーダーとしても大変、感動しております。重ねて一日も早い収束を願っています。コントレイルの馬名の意味は『飛行機雲』です。5月29日に航空自衛隊のブルーインパルスが医療従事者への感謝で大空に飛行機雲を描いたことは身勝手ながらコントレイルへのエールのようにも受け止めていました。矢作調教師と福永ジョッキー、牧場関係者に感謝申し上げます。秋は父ディープインパクトのように菊花賞へ向かって三冠馬を目指します」



2着. サリオス(D.レーン騎手)


「良いスタートを切り、道中リラックスして、折り合いもつきスムーズに行けました。最後の直線で少し外に持っていかれたところはありましたが、良い反応をして一生懸命走ってくれました。ただ一頭だけ強い馬がいました」



3着.ヴェルトライゼンデ(池添謙一騎手)


「追い切りも良く、皐月賞の時より状態が良く、これでどれだけやれるかと思っていました。道中勝ち馬を見ながら、良いところでレースをしましたが、3コーナーで勝ち馬に入りたいポジションを取られてしまいました。それでもしぶとく直線で盛り返してくれました。まだこれから良くなってくると思いますので、秋を楽しみにしたいです」

【池江泰寿調教師】
「ジョッキーが完璧に乗ってくれて、改めてこの馬の力を示すことができました。世代No.3ですからね。秋については、オーナーサイドと相談して決めます」



4着.サトノインプレッサ(坂井騎手)


「心配していた折り合いはついた。直線も馬群を割って伸びてこられた」



5着.ディープボンド(和田竜二騎手)


「馬はさらに良くなっていました。道中はのびのびと走らせ、手応えはあまり良くなかったのですが、バテずに頑張ってくれました。この先が楽しみです」



6着.ガロアクリーク(川田騎手)


「すごくいい馬で、これからもっと良くなってくる馬です。いい競馬をしてくれているので、これからが楽しみです」

【上原博之調教師】
「1、2着の2頭は力が抜けていますが、3着とはそれほど差がありませんでした。直線で少しぶつけられたところもありましたし、距離も大丈夫でした。秋は菊花賞路線を行こうと考えています」



7着.ブラックホール(石川騎手)


「この距離にして良さがでた。ただ、内に突っ込めない弱みがあるので外に出したが、時間がかかってしまった。まだ、これから成長してくる」



8着.ワーケア(C.ルメール騎手)


「3コーナーまで、良いポジションでしたが、4コーナーではコントレイルと手応えが違い過ぎました。ペースは速くなくて切れ味勝負になってしまい、スタミナを活かす競馬ができませんでした」



9着.マイラプソディ(横山典騎手)



【友道調教師】
「道中も頑張っていたし、最後までしっかり走れていた。ただ、距離が長いかもしれない。秋(のローテーション)は、それも含めて相談して決めたいと思います」



10着.ビターエンダー(津村明秀騎手)


「予想していたレースをすることができませんでした。スタートしてすぐつまずいてしまい、このクラスでは少しのミスが致命傷になりますね」



11着.サトノフラッグ(武豊騎手)


「道中の感じは悪くなかったのですが、ディープインパクト記念で勝った時の末脚が見られませんでした」

【国枝栄調教師】
「新馬の時もそうでしたが、勝つ時と負ける時のギャップが大きいです。良い時はグーンと上がってくるんですが、負ける時は脚を使わずに終わり、大きく負けてしまいます。精神的なところに原因があると思うので、リフレッシュして立て直します」



12着.コルテジア(松山弘平騎手)


「スタートを出てくれて、自分の形で競馬をすることができました。流れに乗れましたが、最後に甘くなってしまったのは、もしかしたら距離が原因かもしれません」



13着.ダーリントンホール(M.デムーロ騎手)


「直線に向いて一瞬頑張ってくれましたが、その後走りがバラバラになってしまいました。距離は問題ないと思うのですが...」



14着.ヴァルコス(三浦皇成騎手)


「いつもより出して前の位置に行きました。やりたい競馬はできましたが、やはり外枠で外を回らされました。前走以上の状態でしたが、これからもっと良くなると思います」



15着.レクセランス(石橋騎手)


「スタートはこの馬なりに出たが、内枠でそこから伸びるような感じになってしまって、位置が悪くなった」



16着.マンオブスピリット(北村友騎手)


「緩さがあるので、これから良くなってくると思います」



17着.ウインカーネリアン(田辺裕信騎手)


「スタートが良く、これで行かないのはもったいないと思い、ハナに行きました。テンの入りは良かったのですが、途中でまくられてしまいました。距離が長かったかもしれません」



18着.アルジャンナ(浜中俊騎手)


「コントレイルの後ろを取ることができて良かったです。この馬なりに一生懸命に走っていました」



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