【有馬記念. 2018】
【出走予定/注目馬】
【追い切り後/調教師コメント】


【5回中山.8日目】
【2018年. 12月23日(日曜日)】
【第63回.有馬記念. G1】
【3歳上. 定量. 芝2500m】


『有馬記念. 2018』の『1週前/追い切り後/調教師コメント』をまとめています。


『有馬記念』とは、中山競馬場.芝2500m で行われる3歳以上馬によるG1レース。ファン投票によって、出走馬が決定されるグランプリレースですね。

過去10年の馬番データを調べてみると、14番枠から外の成績は【0.1.2.26】。又、有馬記念史上16番の馬が馬券圏内に入ったことは一度もありません。
『内枠有利/外枠不利』な傾向があるコースです。




【東スポweb】【www.tokyo-sports.co.jp】
【日刊スポーツ】【www.nikkansports.com】
【スポーツ報知】【www.hochi.co.jp】
【スポニチアネックス】【m.sponichi.co.jp】
【サンスポ.COM】【sanspo.com 】


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【更新情報】
水曜日・木曜日に行われる『注目馬・最終.追い切り後・調教師コメント』も、今後掲載していきます。
(情報量が多く、形容詞の少ない記事を優先)


《1週前.追い切り》
◆キセキ
◆クリンチャー
◆サトノダイヤモンド
◆シュヴァルグラン
◆マカヒキ
◆ミッキーロケット

◆オジュウチョウサン
◆ブラストワンピース
◆レイデオロ

《16日(日)追い切り》
◆キセキ
◆クリンチャー
◆サトノダイヤモンド
◆シュヴァルグラン
◆パフォーマプロミス
◆マカヒキ
◆ミッキーロケット
◆モズカッチャン
◆リッジマン

◆オジュウチョウサン
◆ブラストワンピース
◆ミッキースワロー
◆レイデオロ

《18日(火)朝の表情》
◆オジュウチョウサン
◆レイデオロ



《関西馬・栗東》


◆キセキ
【牡4・中竹厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【スポニチ】
 まさに疲れ知らずだ。有馬記念が今秋4戦目のキセキは、ジャパンCの素晴らしい出来をどれだけ維持できるかが鍵となるが、CW単走で引っ張ったまま5F68秒0~1F12秒0をマーク。活気十分の愛馬を確認した辻野助手は「慎重に慎重に使えるかどうかを判断したが、こちらが思うほどのダメージがなかったんです。レース直後は一枚薄くなった印象でしたが、日に日に回復。落ち着きも保てていますよ」と頬を緩めた。

 好調キープとあれば、今度こその期待が高まる。天皇賞・秋が3着、ジャパンCが2着と惜敗が続くが、いずれのレースも締まったペースで逃げて、好時計決着を演出した。まさに負けて強し。中山芝2500メートルは春の日経賞で9着だったが、「当時とは状態が全然違います」と辻野助手。年末の大一番で2つ目のG1タイトルをつかみ取る。



《16日(日)追い切り:栗東》【東スポ】
天皇賞・秋3着→ジャパンカップ2着とV字復活を遂げた菊花賞馬キセキ。とりわけJCは果敢に逃げてアーモンドアイの驚異的なレコードを誘発した。今年後半の競馬を大いに盛り上げる“助演男優賞”級の活躍を見せている。16日は坂路を4ハロン56・5―39・5―13・1秒。ほど良い気合乗り、躍動感十分のフットワークで駆け上がった。陣営は年の終わりに主役へのし上がる覚悟を示した。

【清山助手】
「JCの時は最高に馬の雰囲気が良かったけど、もともと生真面目であるがゆえに過敏に反応してしまうタイプ。そんな繊細な面に注意しつつも、守りに入ることなくもうひとつ上を目指して調整を進めている。あの速い時計で走った後での難しさはあるが、常にこちらが望むよりも高いレベルで期待に応えてくれた馬。あと1週間も気を引き締めてやっていきたい」



◆クリンチャー
【牡4・宮本厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
フランス帰りのクリンチャーはウッドコースで単走。6ハロンから82・0秒、ラスト1ハロン12・2秒と鋭い動きを見せた。

【宮本調教師】
「先週も負荷をかけられたし、遠征の疲れもなく、いい感じできています。この馬は冬場がいいし、中山も合いそうなので」



《16日(日)追い切り:栗東》【東スポ】
凱旋門賞挑戦(17着)からの帰国初戦となるクリンチャーは坂路を馬なりで4ハロン59・4秒。

【フランス遠征に同行した長谷川助手】
「馬が気分良く走れるように、という調整。帰国後はまず牧場でダメージが残ってないかをチェックしてもらい、大丈夫だということで有馬記念挑戦が決まりました。ここまで順調。凱旋門賞は息を入れることのできない厳しい競馬でしたが、あの経験を来年以降に生かすためにも、ここは好状態に仕上げて臨みたいですね」



◆サトノダイヤモンド
【牡5・池江厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
一昨年の覇者サトノダイヤモンドはウッドで意欲的な3頭併せ。僚馬2頭を追いかける形で直線は最内に入り、馬体を並べた。時計は6ハロン82・1―11・7秒。実戦並みの追い切りを消化し、気配は上々だ。引退レースへ向けて万全の仕上げを目指す。

【兼武助手】
「ジャパンC(6着)は時計が速過ぎたなかで、よく頑張っていました。その後もダメージはなかったし順調にきています」



《16日(日)追い切り:栗東》【東スポ】
ここがラストランとなるサトノダイヤモンドは、坂路を単走で4ハロン55・9―41・1―13・1秒。全盛期の柔軟でバネのあるフットワークには及ばないまでも、闘志を内に秘めた気配に復活の可能性を感じる。陣営は有終の美を飾る激走に期待を寄せた。

【兼武助手】
「順調です。雰囲気は良かったし、高速馬場のJC(6着)を走った後も大きな反動がなかったことは幸いです。最後のレースへ向けてやるべきことをやっていくだけ。2年前に勝っている舞台ですから、あの感動の走りをもう一度見せてくれれば」



◆シュヴァルグラン
【牡6・友道厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
昨年の3着馬シュヴァルグランはウッドで3頭併せ。直線は一杯に追われ、力強い脚取りで大きく先着した。時計は6ハロン80・4―11・9秒。

【大江助手】
「前走(ジャパン=4着)後はダメージを見ながら立ち上げました。去年は多少の不利があってのもの。雪辱を果たしたいですね」



《16日(日)追い切り:栗東》【東スポ】
シュヴァルグランは今年4戦で勝ち星こそ挙げていないが、13日の1週前追い切りではウッド3頭併せで豪快に伸びて先着(6ハロン80・7―11・9秒)と意欲的な稽古が目立つ。16日はウッド半周から坂路4ハロン57・4秒で流した。陣営は昨年のJCを制したコンビ復活に期待を寄せた。

【大江助手】
「1週前にしっかり追っているので、大きめのストレッチという感じ。力強く、いい弾み方をしていました。JC後はむしろ、一段階状態が上向いた気がします。そのあたりの耐久力を備えているんでしょう。昨年の有馬記念(3着)ではプレッシャーを受けて苦しい形になりながらも、最後までしっかりと脚を使えていました。ボウマン騎手が騎乗してくれることも心強いですね」



◆パフォーマプロミス
【牡6・藤原英厩舎】


《16日(日)追い切り:栗東》【東スポ】
切れのある動きが目を引いたのはパフォーマプロミス。坂路単走で4ハロン58・1―42・5―12・1秒。道中は我慢を利かせてラストは鋭く伸びた。

【藤原英調教師】
「今までで一番いいデキじゃないかな。体質が弱くてこれまで苦労してきたが、ようやく完成されてきた。宝塚記念(9着)は58キロがこたえた面もあったが、57キロなら大丈夫だろう。今年はどの馬が勝っても不思議のないメンバーだし、惑星の一頭として数えてもらっていい」



◆マカヒキ
【牡5・友道厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【東スポ】
サトノダイヤモンドと同期のダービー馬マカヒキは坂路で併せ馬。4ハロン53・8―12・2秒を刻み、僚馬に2馬身の先着を果たした。

【友道調教師】
「天皇賞(7着)の疲れが残っていたのでジャパンCを回避し、ここへ向けて調整してきました。中間はむしろ馬が良くなっています。距離についても武豊騎手が前回“もう少しあった方がいい”と話していたので問題はないですね」



《16日(日)追い切り:栗東》【東スポ】
マカヒキは角馬場でじっくり体をほぐした後、ウッドを大きめのキャンターで流した。陣営は復活に向けての手応えを伝えた。

【大江助手】
「立て直してからは調整を進めるごとに良くなってきました。特に岩田騎手に追い切りに乗ってもらってからは、体を大きく使えるようになった感じ。あと1週間でもうひとつ状態を上げるようにしたい」



◆ミッキーロケット
【牡5・音無厩舎】


《1週前.追い切り・栗東》【スポニチ】
 春のグランプリ覇者ミッキーロケット(牡5=音無)が意欲的。坂路で攻め動くインディチャンプ(3歳1600万)と併せ、4F51秒8~1F12秒3の好時計をマークした。

 だが、音無師の表情は険しい。筋肉痛でジャパンCを回避。「緩めてないが、楽をさせた。コース相性うんぬん以前に、レースまでに馬の状態をどこまで上げられるか」と短期間での上昇を課題に挙げた。なお鞍上には短期免許で来日するマーフィーが起用される予定だ。



《16日(日)追い切り:栗東》【東スポ】
宝塚記念で悲願のGI初制覇を果たし、グランプリ連覇を狙うミッキーロケットは、坂路を4ハロン61・1秒と流した。当初はJC出走を予定していたが、自重して目標を有馬記念に切り替えた。

【音無調教師】
「天皇賞(5着)から中3週のローテでは疲れが抜け切らないのでJCはパスしたんだ。それが良かったみたいで馬の調子は上がってきた。中山は皐月賞(13着)以来だが、あの時は出遅れたし、まだ成長途上だった。前走は距離が短かったが、この舞台なら前につけて有利にレースを進められそう」



◆モズカッチャン
【牝4・鮫島厩舎】


《16日(日)追い切り:栗東》【東スポ】
モズカッチャンは坂路単走で4ハロン57・1―42・1―12・9秒。少し頭を上げるそぶりは見せるものの、久々の前走時より気合は乗ってきた様子。

【古川助手】
「サラッと疲れを残さないような調整。前走(エリザベス女王杯=3着)でもいい競馬をしてくれましたが、もともとが使って調子を上げるタイプ。反応が良くなり、上積みは十分に見込めそう。同期の牝馬のディアドラ、リスグラシューが香港で頑張っていたからこっちも負けてはいられません」



◆リッジマン
【牡5・庄野厩舎】


《16日(日)追い切り:栗東》【東スポ】
初めてGIへ挑むリッジマンはウッドを馬なりで流して4ハロン55・5―41・1―12・8秒。陣営は好走のイメージを描いていた。

【庄野調教師】
「間隔が空いていないから疲れを残さず、かといって馬を緩ませないように注意して調整しています。競馬で長い距離を走ってもバテないのは疲労の蓄積しづらい体質でもあるんでしょう。主導権を握ってというタイプではないので、内めでじっと我慢する形で周りが脚を使うような展開が理想」





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《関東馬・美浦》


◆オジュウチョウサン
【牡7・和田郎厩舎】


《1週前.追い切り・美浦》【東スポ】
障害から平地転向後、連勝中のハードル王オジュウチョウサンは南ウッドで、石神を背にユキノエルドール(障害未勝利)と併せ馬。直線に入って鞍上がゴーサインを送ると、瞬時に反応して4馬身パートナーを切って捨てた(5ハロン69・3―53・7―38・7―12・3秒)。やや重く映った先週とは違い、ラストはしっかりとした伸び。夏場よりフットワークに力強さが増しており、体を大きく見せるようになった。

【和田郎調教師】
「今朝は先行馬を目標にして追い切ったが、道中は鞍上が抑えるくらいのヤル気を見せて走っていたし、しまいはしっかりと脚を使えていた。思った通りの調整ができました。このまま本番まで順調にいってくれれば」



《16日(日)追い切り:美浦》【東スポ】
オジュウチョウサンは角馬場から南ウッドに入り、外めを回って4ハロン57・3―42・5―14・0秒を馬なりでマーク。首をうまく使った気持ちの乗った走りだ。陣営は今季最高の仕上げを誓った。

【和田郎調教師】
「気は抜かさないが、伸ばすこともなく行きたいところを(鞍上が)持ったままで。予定通りです。コントロールも利いてスムーズな調整ができました。前走(南武特別=1着)と違ってGIなりの調整で臨まないといけませんから」



《18日(火)朝の表情・美浦》【東スポ】
二刀流の挑戦で注目を集めるオジュウチョウサンは障害の主戦・石神(レースは武豊)を背に角馬場→南ウッドで軽めの運動を行い、翌日の最終追い切りに備えた。

【長沼厩務員】
「馬場が悪い時間帯を考えると1週前もかなり負荷をかけている。ここ2戦は100%の状態ではなかったし、今回はGIなのでもう一段階、二段階(状態を)上げていきたいからね。間違いなく上向いているよ」



◆ブラストワンピース
【牡3・大竹厩舎】


《1週前.追い切り・美浦》【東スポ】
アーモンドアイを筆頭に、レベルの高さが顕著な3歳世代を代表してグランプリに挑戦するブラストワンピース。戴冠こそならなかったが、クラシック戦線ではダービー2番人気(5着)、菊花賞1番人気(4着)と高い支持を集めた好素材だ。この日はデビューからの6戦全てで手綱を取ってきた池添が騎乗。南ウッドで古馬オープンのカルヴァリオを追走し、直線では内へ。ビシッと追われると力強い伸び脚を見せ、1馬身先着フィニッシュを決めた。時計も6ハロン81・6―12・3秒と申し分なしだ。鞍上もパートナーの確かな成長を感じて満足げな表情を浮かべた。

【池添騎手】
「1週前だし、少し体に余裕があるとも(陣営から)聞いていたので、ゴールを過ぎてからもしっかり負荷をかけた。背中の感触としても実が入って、いい形で成長している。今までで一番いい走り。GI級の古馬とは初めての対決になるけど、僕自身は通用すると思っている」



《16日(日)追い切り:美浦》【東スポ】
ブラストワンピースは南D(ダート)から坂路に入って馬なりで4ハロン56・6―41・5―12・8秒。陣営は菊花賞からの巻き返しに力が入っている。

【岩藤助手】
「(1週前追いを)週央にしっかりやっているのでしまいだけ伸ばす感じ。追い切った後も硬さがなく毛ヅヤも良くて順調です。前走(菊花賞=4着)時から落ち着きが出てきたし、距離短縮も体形的にプラスだと思う」



◆ミッキースワロー
【牡4・菊沢厩舎】


《16日(日)追い切り:美浦》【東スポ】
ミッキースワローは菊沢調教師を背に南ウッドで4ハロンから馬なりで61・8秒。指揮官は上昇モードをアピールした。

【菊沢調教師】
「一昨日のゲート練習が下手だったので、行きがけにダッシュ練習をしてから緩めて15―15(秒)をやった。ただ、今日が競馬当日でもいいくらい気配は良かったね。体が楽なせいか、休み明けのJC(5着)とは全然違う」



◆レイデオロ
【牡4・藤沢和厩舎】


《1週前.追い切り・美浦》【サンスポ】
秋2冠で古馬の頂点へ-。天皇賞・秋を制したファン投票1位のレイデオロが、1週前追い切りで迫力の走りをみせた。雨が激しくなった午前8時半すぎに美浦Wコースに登場。先行するドラゴンストーム(障害OP)をいつでも捕らえられる手応えで進む。直線は内に入ると馬なりで併入、5ハロン68秒9-13秒1でフィニッシュした。

【ルメール騎手】
「すごいよ! ファンタスティックコンディション!!。きょうは軽い追い切りだけど、反応がシャープでした。天皇賞よりパワーアップしてるね」

【藤沢和調教師】
「いい感じだったよな。前走よりローテーションはいいし、来年もある馬。秋は全勝でいきたいね」



《16日(日)追い切り:美浦》【東スポ】
レイデオロは南ウッドで4ハロン56・7―42・1―14・5秒を馬なりでマークした後、坂路で4ハロン61・3―45・3―14・8秒。丹念に調教された。陣営は順調な調整過程に満足げだ。

【藤沢和調教師】
「順調です。この時期だから(体に)余裕があるけど、速いところをやりたくなかったから(追加で)坂路も。間隔を空けて落ち着いているが、元気もいい。やる気十分だし、水曜(19日)に1週前と同じくらいの感じでできるんじゃないですか」



《18日(火)朝の表情・美浦》【東スポ】
春シーズンは京都記念3着→ドバイシーマクラシック4着と結果が出なかったものの、秋シーズンはオールカマー→天皇賞・秋と連勝。レイデオロはファン投票で堂々の第1位に選出された。期待に応えて、最良の形で2018年を締めくくれるか注目だ。全休明けとなるこの日は、いつも通り坂路1本で微調整(4ハロン58・9秒)。ハロー(馬場整備)明けの蹄跡ひとつないきれいな馬場を、力強く真っすぐに駆け上がった。陣営も順調な調整ぶりを伝えた。

【藤沢和調教師】
「いいね。前向きで一生懸命走るタイプだから、詰めて使うよりも間隔が空いた方がいいタイプ。天皇賞の時より、さらに気配はいいんじゃないかな。1週前に乗ったジョッキーも、いい感触をつかんでくれていたよ。(19日の)最終追い切りもまたクリストフ(ルメール)に乗ってもらう予定です」